レミエル、聖なる天使の一人、起き上がる(復活する)者たちに神が定める者。
(第1エノク書第20章8節 1 Enoch 20:8)
ウリエルはエズラに答えて言った。 「あなたは最も高き者よりも気を急がせてはいけません。あなたの焦りはあなた自身のため。 しかし、高き者はたくさんの人々の利益になるように想っています。 部屋(※お墓、棺のこと※)の中にいる正しい人たちの魂はこれらの問題について尋ねて言わなかったでしょうか。 『私たちはいつまでここにいるのでしょうか? 私たちの報いの刈入れはいつ来るのでしょう?』と…」
ウリエルの言っている問題とは、今生きている正しい人たちが報われておらず、また昔の正しい人たちがいまだ墓の中にいて 救われていないという事。その問題についてイェレミエルという天使が答えています。
「…大天使イェレミエルは彼らに答えて言っています。
『それはあなたたちのような魂の数が満たされる時です。彼は秤で時代を量りました。
測りによって時を測り、数によって時を数えます。彼は測りが満たされるまで動くことも起き上がることもしないでしょう。』
と。」
(第4エズラ書第4章34～37節 2 Esdras(4 Ezra) 4:34-37)
※イェレミエルなる天使については『その他』を参照してください。
バルクは黒と白の水と雲の幻を見て恐ろしくなり、神に祈った。 バルクは祈りの言葉を話し終え、木の下に座り、枝の陰の中で休んだ。 バルクは困惑し、そして、地上にいる罪人が拒絶している美徳、それと、 罪人は自分たちが犯した罪のために与えられたことを知っているけれどもその彼らが嫌いなその大いなる苦悩、 これら美徳と苦悩についてよく考えた。そしてバルクがこれらの事を考えていたとき、 真実の幻視を司る天使ラミエルがバルクの元へ送られた。
ラミエルは言った。 ｢なぜあなたは心を悩ましているのですか、バルク、なぜあなたは考えを乱しているのですか? 審判の告知をあなただけが聞き、それを負うことにあなたはとても動揺していますが、 あなたはその審判を、明白に目の当たりにするでしょうというのに。 力ある者の日を心待ちすることにあなたは非常に疲れていますが、 あなたはその再臨の日に、向かって行こうとしていますのに。 愚かな行為をした人々の苦悩の告白の言葉にあなたはすっかり心を取り乱されていますが、 すばらしい出来事が明かされることに比べれば大したことではありません。 あなたは、その時来るという善と悪の便りを聞き、悩まされていますが、あなたは威厳が明かされるのを見るでしょうというのに、 これらのことを悟らせ人々に喜びをもたらすでしょうというのに。」
｢それにもかかわらずあなたは、あなたが見た幻の解釈を明かすように最も高き者に懇願するので、あなたに教えるために私が送られたのでした。…」
(第2バルク書第55章1節～第56章1節 2 Baruch 55:1-56:1)